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そもそも酵母って何?

とても小さな生き物

天然酵母のパン、ビール酵母など食品などから耳にすることの多い名前。
パンの場合、発酵してパン生地を膨らませるといった効果をもたらしてくれます。
実際にパンを作る方だったらご存知だと思います。
1次発酵・2次発酵と40度位の湿度のある場所に一定時間置くとパンの生地が膨らんできます。
これが酵母の働きです。
でもなぜ膨らむのかというと、パン生地に含まれる糖質を食べる ことによってアルコールと炭酸ガスに分解 してくれることから。
この時に発生した炭酸ガスによって膨らんでいるのです。また一緒に発生したアルコールは非常に少ない量なのでパンを焼くことによってアルコールが飛ばされてしまいます。

そんな酵母の正体は生きた微生物なのです。
微生物なので身体もかなり小さく、大きさは約5~10ミクロン(1ミクロンは、1ミリの1000分の1)。
100億個が集まってようやく1gほどの重さになるすごく小さい生き物で、単細胞を持つ菌類。
またその種類は非常にたくさんで、現在は349種に分類されているようで、自然界では樹液やハチミツ、果物などにも生息しています。

キノコやカビの仲間

地球上の生物を大きく分けると、原核微生物(大腸菌などの細菌類や藍藻類)と、真核微生物(動物、植物、菌類)に分かれるそうで、
真核微生物は、細胞内の核に遺伝子を持ち、細胞内小器官と呼ばれる組織を持っています。
原核微生物は、核を持っておらず、構造は真核生物に比べて単純になっています。

酵母は真核微生物に分類されますが、単細胞の微生物で運動性はなく、細胞壁を持っているという生き物。

菌類というとキノコやカビをイメージしますが、酵母もキノコやカビと同じように、まわりの栄養を分解吸収して増殖していきます。
酵母は糖類や脂質、タンパク質などを分解吸収して、発酵することでアルコールと炭酸ガスを排出します。

この発酵という働きを利用して、お酒やパン、チーズなどをつくることができるのです。
食卓に並ぶお味噌汁やお漬物、納豆、お醤油、みりん、お酢、鰹節など、日本の食文化をいろどる食品は、発酵という微生物の力を借りてつくられたものです。
これらの発酵食品は、美味しさを追求する人間の知恵から生まれたもの。素晴らしい生き物なんですね。

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